即効性のあるホワイトニングとは何か?その注意点とは

近年、歯の美しさを重視する傾向にあることから、ホワイトニングと呼ばれる施術を受ける方が数多くいます。ホワイトニングは即効性があることから、歯の着色が気になっている方に大人気です。ただ初めて受ける場合、どのような作用で歯が白くなるのか、注意すべき点など分からないことだらけですよね。

そこで、ここではホワイトニングの仕組み、注意点を紹介します。

『最新のホワイトニング技術であるブライトホワイト』

歯のホワイトニングとは

歯のホワイトニングというのは、色が着色して黄色くなった歯などを白くする施術のことです。ホワイトニングを受けることで歯が白く明るい印象になるので、テレビで活躍する俳優やタレントも当たり前のように行っていると言われています。

施術の手順は、まず歯を専用の機器でクリーニングした後、ホワイトニング剤を歯の表面に丁寧に塗布していきます。そして、ハロゲンライトを20分ほど照射するだけです。ホワイトニング剤に含まれる主な成分は、過酸化水素です。

この過酸化水素を光の照射で活性化することで、エナメル質に付着した着色物質をスピーディーに分解することができます。その結果、歯が白く美しくなるということです。ホワイトニングは歯自体を削ったり、溶かしたりすることは一切ありません。

薬剤の作用で歯についた着色物質のみを分解して取り除く施術なので、歯へのダメージがなく気軽に受けられるのが魅力です。また、高濃度のホワイトニング剤を使用していることから、一回の施術で高い効果が得られるのも優れている点ですよ。

ホワイトニングは安全な施術

美しく白い歯を維持するために、歯科医院でホワイトニングを受ける方は増えつつあります。ただ初めて施術を受ける場合、安全性について危惧する方も少なくはありません。ホワイトニングは漂白剤を使用して歯を白くするために、歯や体に何らかのダメージがあったらどうしようと心配する方は多いものです。

実は、施術の際に使うホワイトニング剤は、アメリカのFDAと呼ばれる「アメリカ食品医薬品局」、日本の厚生労働省などできちんと認可が取られているものです。つまり、安全性が認められているので心配する必要は全くありません。

日本はもちろんアメリカなど他国でも数多くの施術が行われていますが、トラブルが起こったケースはありません。そのため、歯を白くしたいという方は気軽に歯科医院を受診することができますよ。ただしホワイトニングで使用する専用の薬剤は、妊婦やお腹にいる赤ちゃんに対しての安全性はまだ十分に証明されていないのが現状です。

歯科医院によってはホワイトニングは断られるケースも少なくありません。したがって、妊娠中はホワイトニングの施術は受けない方が賢明です。

ホワイトニングのメリット

ホワイトニングの最大のメリットは、短時間で簡単に歯を白くできる点です。薬剤の効果が強力なので、普段の歯磨きでは除去できない着色汚れもスムーズにきれいにできます。ほとんどの場合、たった1回の施術で歯の白さを実感できますよ。

また、専門の知識がある歯科衛生士が施術を行ってくれるので、色ムラもなく美しい歯に仕上がりますよ。さらに、高い即効性がある施術なので、「会社の面接の日までに歯をきれいにしたい」「お見合いの日までに歯を白くしたい」という要望も叶えることができます。

そして、一回にかかる施術時間は一時間程度なので、忙しくても時間を見つけて気軽に施術を受けられるのもメリットです。その他のメリットというと、歯がとても白くなるために自信をもって会話ができるようになる点です。

歯の汚れが気になっていると、人の前で思い切って笑ったり、話したりすることができませんよね。しかしながら、施術で歯をきれいにすればポジティブになれるので、人前で堂々と話すことができるようになりますよ。心理面にいい影響を与えるので、歯の汚れで悩んでいる方はまずは歯科医院に相談に行ってみるといいでしょう。

ホワイトニングを長持ちさせるコツ

ホワイトニングは即効性が高いですが、半永久的に効果が続くものではありません。施術後の生活習慣によってはすぐに色戻りが起こってしまうことがあるのです。ホワイトニングを長持ちさせるには、なるべくコーヒーやワイン、カレーなどの着色成分がたくさん含まれる飲食物は控えた方がいいですよ。

特に施術を受けた後は、食べ物に含まれる着色成分が歯に浸透しやすいです。そのため、施術を受けてから数日ほどはコーラ、お茶、チョコレートなどの色の濃い飲食物は避けるようにして下さい。

また、タバコもヤニが付着しやすいので控えた方がいいでしょう。もしも色素が濃い食べ物を食べてしまった場合、歯に汚れがこびりつく前に水で口をすすぐようにするといいですよ。水ですぐに落とすようにすれば、色戻りの防止に有効です。

その他にも、豆腐や豆乳などのイソフラボンがたくさん配合されている食品も施術後は控えた方がいいです。

豆腐というと色素が薄いですが、大豆製品に含まれるイソフラボンは歯の黄ばみに繋がるからです。さらに、酢やわさび、マスタードなど酸性度の強いものも控えましょう。香辛料が多い食品は、歯への刺激が強すぎてホワイトニングの効果が薄れてしまうからです。

施術を受けた後は、摂取する食べ物に配慮することが大事ですよ。

虫歯があると受けられない

ホワイトニングを歯科医院で受けるにあたり、気を付けておくべきポイントがあります。それは、虫歯や歯周病などがある場合、すぐに施術を受けられないということです。無理矢理に施術を進めてしまうと、歯にトラブルが起こる可能性があるからです。

そのため、何か気になることがあればすぐに歯科医に伝えて、治療をきちんと受けることが大事ですよ。

神経が死んでいる歯には効果がない

ホワイトニングは歯を美しくできる施術ですが、神経が生きている歯に対してだけ効果が期待できます。つまり、インプラントや入れ歯、ブリッジなどの人工歯、詰め物や被せ物に対しては、いくら施術を受けても白くできません。

また、虫歯が進行して神経を除去した歯、どこかに強くぶつけて神経が死んだ歯についても白くすることは不可能です。ホワイトニングの効果は期待できないので、注意しましょう。

『詰め物をした前歯をホワイトニングすることはできる?』

ホワイトニングについてのまとめ

歯を手軽に美しくできることから、ホワイトニングを受けたいという方は数多くいます。白くて美しい歯は、それだけで魅力的ですよね。ただ施術を初めて受ける場合、ホワイトニングの仕組み、施術後の注意点などを理解していないことが多いものです。

上記では分かりやすく紹介したので、これから施術を受ける方は参考にするといいでしょう。